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MEDIA インバウンドマーケティング総合研究所

爆伸び!訪日外国人集客を最大化するInstagramリール×マップタグ活用術

なぜ今「Instagramリール」と「マップタグ」に注目すべきなのか?

近年、インバウンド集客においてInstagramリールマップタグが極めて重要視されています。なぜなら、訪日外国人の情報収集行動とInstagramのプラットフォーム特性の親和性が高いからです。
まず、訪日外国人の多くは旅行計画段階から滞在中にかけて、Instagramで情報収集を行います。特に、視覚的な情報に特化したInstagramは、言語の壁を越えて日本の魅力や店舗の雰囲気を直感的に伝える強力なツールです。特に「Instagramリール」は、短尺動画コンテンツとして発見タブやリールタブに優先的に表示されるアルゴリズムが採用されており、フォロワー以外のユーザーにもリーチしやすいという特徴があります。リール動画で美しい日本の風景や美味しそうな料理、ユニークな体験などを臨場感あふれる動画で伝えることで、ターゲット層の興味を引きつけ「行ってみたい」「体験したい」という購買意欲を強く刺激できるため、静止画投稿に比べ、エンゲージメント率の向上が期待できるのです。
次に「マップタグ(位置情報タグ)」は、単なる場所の提示に留まらず、インバウンド集客において極めて重要な役割を担います。訪日外国人は、旅行先で訪れる場所を地図上で検索することが多く、Instagramの地図検索機能も活用しているからです。
マップタグを設定すれば、ユーザーは投稿されているコンテンツから直接その場所の情報を得られ、さらに周辺の関連施設や店舗も発見しやすくなります。
つまり、Instagramリールで視覚的に魅力を伝え、マップタグで具体的な場所へと誘導するという、2つの機能を組み合わせれば、認知拡大から来店・利用へと繋がる導線を強力に構築できるのです。

【目次】

Instagramリールとは?訪日外国人にウケる3つの理由

Instagramリールは、短尺動画に特化したInstagramの機能で、訪日外国人集客において非常に効果的なツールとして注目されています。ここからは、Instagramリールが訪日外国人に「ウケる」3つの理由を解説します。

1. 視覚的・直感的な情報伝達で言語の壁を超える

訪日外国人にとって、日本の文化や観光地、グルメなどは非常に魅力的ですが、言葉の壁が情報収集の障壁となることがあります。しかし、Instagramリールは視覚情報が主役のコンテンツです。美しい日本の風景、美味しそうな料理、伝統文化の体験、楽しいアクティビティなどを、音と映像で直感的に伝えることができます。
例えば、着物体験の様子や、活気ある市場の雰囲気、職人の繊細な技などを短い動画に凝縮することで、言葉を介さずに「行ってみたい」「体験してみたい」という感情を喚起できます。字幕や短いテキストで補足することも可能ですが、基本的には映像が全てを物語るため、言語のハンディキャップを感じさせません。

2. アルゴリズムによる「発見」と「拡散」のチャンス

Instagramのリールは、Instagramのアルゴリズムによって「発見タブ」や「リールタブ」に優先的に表示されやすい傾向があります。これは、ユーザーの興味関心や過去の視聴履歴に基づいて、関連性の高いリールが自動的に推薦される仕組みです。つまり、リール動画を投稿するとフォロワー以外の新規ユーザー、特に日本への旅行を計画している外国人や、日本の文化に興味を持つ外国人の目に触れる機会が格段に増えると考えられます。
魅力的なリールは、さらにシェアされて拡散される可能性も高く、予期せぬ大きなリーチを獲得できる可能性もあります。これは、従来の静止画投稿だけでは難しかった広範囲な認知拡大につながるでしょう。

3. 「体験」と「感情」を共有しやすいフォーマット

訪日外国人が日本に求めるのは、単なるモノの購入だけでなく、「体験」や「感情」の共有であることが多いです。リールは、その場所で得られる感動や楽しさを、臨場感たっぷりに伝えるのに最適なフォーマットです。
例えば、桜並木のライトアップを歩く人々の笑顔、温泉でくつろぐ様子、屋台で楽しむ現地の賑わいなど、実際にその場にいるかのような追体験を視聴者に提供できます。また、流行りのBGMやエフェクトを使うことで、動画全体の雰囲気をより魅力的に演出し、視聴者の感情に訴えかけることもできます。
訪日外国人は、こうした「リアルな体験」を重視するため、リールでその魅力を伝えることが、実際に足を運んでもらうための強力な動機付けとなるのです。

訪日外国人に刺さるリール動画の作り方5ステップ

訪日外国人の心に響き、行動を促すリール動画を作るためには、彼らの視点に立ち、視覚的・体験的な魅力を最大限に引き出すことが重要です。
ここからは、訪日外国人に刺さるリール動画の作り方を解説します。

ステップ1:ターゲットと目的の明確化

動画やコンテンツを制作するうえで、最初に心がけるべき重要なポイントは、「誰に向けて届けるのか(ターゲット)」、そして「どのような内容や価値を伝えたいのか(目的)」を最初に徹底的に明確化することです。何を伝えたいのか、その内容を受け取ってほしい相手はどのような人たちか、しっかりとイメージしましょう。これがブレてしまうと、せっかく制作した動画や情報コンテンツも、ターゲット層に響かず、効果が発揮されにくくなってしまいます。
ターゲットを設定する際は、どの国や地域から来るのかはもちろん、家族構成や年齢、旅行の目的などを具体的に設定することが大切です。
目的を設定する際は、そのリール動画を通じて何を達成したいのかを明確にしましょう。認知度の向上を狙うか、来店や来場を促すのかなど、目的によってアプローチのしかたが変わってきます。
ターゲットの特性を掘り下げて、目的に沿った訴求ポイントを明確にすると、ターゲットの興味や関心を引き出し、実際に行動につなげることができる「響く」動画や情報発信が可能になります。

ステップ2:魅力的なコンテンツの企画

ターゲット層およびコンテンツの目的が明らかになった段階で、より具体的な内容の企画へと進みます。訪日外国人の関心を引くためには、日本でしか味わえない唯一無二の体験や、ここならではの伝統・文化の魅力をしっかりと強調することが大切です。
具体的な企画を考える際は、次の5つの事柄を柱にすると良いアイデアが浮かびやすくなります。

  • 「映え」を意識したロケーション
    桜や紅葉などの四季の風景、歴史的建造物、美しい自然、SNSで話題のスポットなど、視覚的に魅力的な場所を選定します。
  • 「体験」の提供
    料理体験、伝統工芸体験、温泉、祭りなど、実際に参加できるアクティビティは高い関心を集めます。
  • 「グルメ」の誘惑
    寿司、ラーメン、和菓子、地酒など、日本の食文化は強力なコンテンツです。調理過程や盛り付けの美しさを見せるのも効果的です。
  • 「季節性」の活用
    季節限定のイベントや風景(例:夏のひまわり畑、冬の雪景色)は、リール投稿の鮮度を保ち、視聴者の興味を引きつけます。
  • ユニークな視点
    普段日本人には当たり前でも、外国人には新鮮に映る視点(例:日本の自動販売機、コンビニエンスストアの充実度)を取り入れるのも面白いでしょう。

動画の冒頭で視聴者の関心を引きつける工夫(フック)を凝らすことが重要です。「え?何これ?」「見てみたい!」と思わせるような、インパクトのある映像や問いかけから始めることを意識しましょう。

ステップ3:クオリティの高い映像と編集

近年、SNSやYouTubeなどの動画プラットフォームでは、瞬時に視聴者の関心を引き、最後まで飽きずに見てもらえる動画づくりがますます重要となっています。そのためには、単に動画を撮影するだけでなく、細部にこだわった高品質な映像制作および編集スキルが不可欠です。
魅力的な動画を作るために心がけるべきポイントは以下の4つです。

  • 高画質・高音質の追求
    ジンバル(スタビライザー)や三脚などの撮影補助機器を活用し、手ぶれや揺れを最小限に抑えた滑らかでプロフェッショナルな映像を撮影しましょう。音声のクオリティも動画の印象を大きく左右するので、外部マイクを使いクリアな音を録音してください。
  • テンポの良い、間延びしない編集
    Instagramリールやショート動画の主流となっている15秒〜90秒の尺では、無駄なシーンを極力なくし、テンポよく場面転換を行いましょう。冗長な部分は迷わずカットし、見せたいポイントやストーリーの山場、ハイライトを効率よく凝縮させる編集が重要です。
  • 印象的で動画の雰囲気に合ったBGM選び
    BGM(背景音楽)は動画の印象を大きく左右し、動画の世界観を際立たせる大切な要素です。著作権フリーで安心して利用できるInstagramのBGMライブラリなどから、動画のテーマや内容にマッチした音楽を選びましょう。キャッチーなメロディやトレンド感のあるサウンドは、視聴者の感情に訴えやすく、動画の印象をより強く残します。海外や国内で人気のBGMやトレンドの音源を取り入れるのも効果的です。
  • 視覚効果・エフェクトの効果的な活用
    テロップ(キャプション)や動画エフェクト、トランジションなど視覚的なアクセントを適切に入れることで、動画全体にリズムや面白みを加えられます。例えば、短い英語や日本語のテロップを要所に挿入することで、情報をすばやく伝えつつ、視認性もアップします。文字サイズや色、フォントは見やすさを意識し、シンプルかつインパクトのあるデザインを選びましょう。効果的なトランジション(場面転換効果)は、動画の流れをスムーズにし、プロっぽい仕上がりにもつながります。

ステップ4:動画投稿の効果を最大化するキャプションとハッシュタグの工夫

作成した動画をより多くのユーザーに届け、視聴者の興味や関心を高めるためには、その動画に付随するキャプションやハッシュタグの使い方が非常に重要です。キャプションやハッシュタグは、単なる説明や装飾にとどまりません。効果的に活用することで、投稿そのものの価値を一段上げることができ、閲覧者が投稿内容を深く理解しやすくなったり、関連する情報を積極的にキャッチしてもらえるきっかけにもなりるのでできるだけ工夫しましょう。

  • 多言語対応で国際的なリーチ拡大
    グローバルなSNS利用者にアプローチするため、キャプションは英語を基本とし、可能であれば中国語や韓国語など、ターゲットとなる外国人観光客や旅行愛好家が使用する言語も加えましょう。多言語を組み合わせることで投稿範囲が広がり、より多くの人の目に触れる可能性が高まります。多言語でキャプションを書く際は、各言語ごとに段落を分けると読者にも親切です。
  • 分かりやすく具体的な情報で信頼アップ
    キャプションには、単に「きれい!」「おすすめ!」という簡単な感想だけでなく、動画で紹介したスポットや体験の詳細な情報を記載することで、投稿の信頼性や有用性が格段に上がります。情報の信憑性、分かりやすさが高い投稿ほど、保存やシェアもされやすくなります。
  • 明確なアクションを促すCTA(Call To Action)
    キャプションの最後には必ず「この動画を見た後に閲覧者にどんなアクションをしてほしいのか」を明示しましょう。これがCTA(コール・トゥ・アクション)です。
    例えば「詳細情報はプロフィールのリンクからチェック」「気になった方は保存してあとで見返してみてください」「次の旅行先のリストに加えてみてね」「他の投稿もぜひご覧ください」など、行動を促す一言を工夫してください。
    CTAが明確にあることで、視聴者の反応やエンゲージメントが高まりやすいです。
  • ハッシュタグの活用で検索性とリーチ拡大
    投稿がより多くの人に見つけてもらえるよう、ハッシュタグは積極的に使いましょう。ただし、ハッシュタグが多すぎると逆効果になりかねないので、関係性や内容と一致するものを20個前後厳選して使ってください。
    汎用性が高く人気のあるハッシュタグには #JapanTravel, #VisitJapan, #TravelJapan, #JapanTrip, #ExploreJapanなどがあります。
    具体的な地名や観光地をタグにするのも効果的です。
    #JapaneseFood, #SakuraSeason, #OnsenExperience, #JapaneseCulture など投稿内容に関連するテーマも、ユーザーの興味を引きやすいでしょう。
    現在SNSでトレンドになっているハッシュタグも、その都度リサーチして積極的に導入することが、リーチ拡大のポイントです。
    英語のハッシュタグをメインで活用することで、国外からの閲覧・保存・シェアの機会が増加しますが、投稿のターゲットによっては中国語・韓国語など他言語ハッシュタグも適宜取り入れてみると良いでしょう。

ステップ5:投稿後の分析と改善

Instagramリールを集客につなげるには、投稿しっぱなしにするのではなく、投稿後の分析や振り返り作業が非常に大切です。振り返りやデータ分析を重ねることで、次回以降の動画制作においてはより質の高いコンテンツ作りや多くの人に届く工夫ができます。
動画の分析や振り返りを行う際は、次の点を意識してみてください。

  • インサイトの確認
    Instagramのプロアカウントを利用すると、投稿したリール動画に関する多様なデータを詳細に確認できます。たとえば、リーチ数(何人に動画が表示されたか)、再生回数(動画が何回再生されたか)、インタラクション(いいね、コメント、保存、シェア)などの統計情報を見ることが可能です。これらのデータは、自分の動画がどれほどの範囲やユーザー層に届いているのか、どのように反応されているのかを客観的に知る重要な手がかりとなります。
  • パフォーマンスの高い動画の分析
    複数の動画を投稿してきた場合、どの動画が特に多く再生されているか、保存やシェアの数が多い投稿はどれか、などを比較検証しましょう。そこから、どのような内容やテーマ、BGMの選び方、編集方法、ハッシュタグの使い方が効果的なのかを分析し、成功につながった要素を具体的に把握することが肝心です。
  • 視聴者の反応
    動画へのコメント欄やダイレクトメッセージ(DM)を通じて寄せられる視聴者からの感想や要望などの反応に注意を向けることも大切です。どのようなコメントが多いのか、どんな質問やリクエストが寄せられているのかを眺めることで、視聴者が今後どんな動画や情報を求めているのかを理解できるようになります。こうした生の意見や声は、次回以降の動画テーマや企画に活かせる大切なヒントとなります。
  • 定期的な投稿
    リール動画は一度投稿して終わりではなく、定期的な投稿が欠かせません。間隔を空けずコンスタントに投稿を続けることで、フォロワーとのエンゲージメント(双方向の関係性)を維持しやすくなるだけでなく、Instagramのアルゴリズムにも好影響を与え、おすすめ欄やハッシュタグページなどで露出が増えやすくなります。定期的な継続によって着実にアカウントの評価や認知度も高まり、ファンの増加や反応率アップにもつながるので、なるべく間を空けずに投稿することを心がけましょう。

マップタグとは?インスタ集客に不可欠な理由を解説

Instagramでの集客を考える上で、マップタグの活用はもはや選択肢ではなく、必須の戦略といえます。
Instagramの「マップタグ」あるいは「位置情報タグ」は、投稿された写真や動画に特定の場所情報を紐づけることができる機能です。ユーザーがマップタグが付けられた投稿を見ると、そのタグをタップすることで、その場所に紐づけられた他の投稿一覧や、マップ画面へと遷移します。このマップ画面では、タグ付けされた場所の名称、住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトURLといった詳細情報が表示されるだけでなく、その場所周辺の関連スポットや店舗も視覚的に確認できます。
Instagramのマップタグ(位置情報タグ)は、現在地だけでなく、特定の店舗、観光地、ランドマークなど、任意の場所を検索して設定することが可能です。
例えば、「墨田区 カフェ」と検索すると、墨田区のカフェにマップタグが付けられた投稿が地図上に表示され、視覚的に店舗を探すことができます。すると、ユーザーが投稿コンテンツから直接、場所に関する詳細な情報を得ることができるようになるため、実際に訪問したり体験に訪れたりする機会が増えやすくなるのです。
また、ユーザーが店舗や施設で写真や動画を撮影し、そこにマップタグを付けて投稿することは、強力なUGC(ユーザー生成コンテンツ)となります。GoogleMapのレビューや写真投稿を通じて店舗や施設のリアルな情報が拡散されれば、自然な形で認知度を向上させられます。
マップタグを設定して、その店舗・施設がどこにあるのかをはっきり示すことは、集客効果を挙げる上で避けては通れません。
さらに、マップタグをタップして表示されるマップ画面では、タグ付けされた場所だけでなくその周辺の関連スポットや店舗も表示されます。これにより、ユーザーはその地域の他の魅力的な場所も発見しやすくなり地域全体の回遊性が高まり、結果として店舗への再訪や口コミが増え、地域全体での集客力が高まることも期待できます。
以上のことから、Instagram集客では投稿の際には必ず関連するマップタグを付けることを習慣化し、来店や訪問に繋がる機会を最大化することが重要です。

マップタグを最大限に活かす設定術と注意点

Instagramのマップタグは、単に位置を示すだけでなく、集客を加速させる強力なツールです。そのポテンシャルを最大限に引き出し、効果的な集客に繋げるための設定術と、避けるべき注意点を解説します。

マップタグを最大限に活かす設定術

マップタグの効果を最大化するためには、以下のポイントを意識して設定しましょう。

  1. 正確な位置情報の登録と統一
    最も基本的なことですが、店舗や施設の正確な位置情報を登録することが重要です。Googleマイビジネス(Googleマップ)の情報と完全に一致させるようにしましょう。InstagramはFacebookの場所データを利用しているため、Facebookページで正確な位置情報とカテゴリを設定することが、Instagramでの表示にも影響します。
    住所、電話番号、営業時間、ウェブサイトURLを最新の状態に保ち、表記ゆれがないように統一することはマストです。
  2. 適切なカテゴリの選択
    Facebookページでビジネスのカテゴリを設定する際、業種に最も合致するものを選びましょう。これにより、ユーザーが特定のカテゴリで場所を検索した際に、店舗や施設が発見されやすくなります。例えば、「カフェ」であれば「カフェ」、「ホテル」であれば「ホテル」といった具体的なカテゴリを選ぶことが重要です。
  3. 既存の場所が存在しない場合の新規作成手順
    もしInstagram(またはFacebook)上で店舗の場所がまだ登録されていない場合は、以下の手順で新規作成します。
    • Instagramで投稿を作成する際に、「場所を追加」をタップ。
    • 検索窓に貴社の名前を入力し、表示されない場合は「新しい場所を追加」をタップ。
    • 場所の名前、住所、郵便番号、カテゴリなどを正確に入力し、「作成」をタップ。
    • 作成後も、誤りがないか定期的に確認し、必要に応じて編集リクエストを送る。
  4. UGC促進のための「タグ付けの推奨」
    顧客が貴社で素晴らしい体験をした際に、積極的にマップタグを付けて投稿してもらうよう促しましょう。
    • 店内表示:「#〇〇(店舗名)でタグ付けしてね!」といったPOPを設置する。
    • 投稿での呼びかけ:貴社の公式アカウントの投稿キャプションで、「ご来店いただいた際は、ぜひ〇〇(店舗名)のタグ付けをお願いします!」と呼びかける。
    • 特典の提供:タグ付け投稿で割引やミニギフトなどの特典を提供するのも有効です。 これらの施策により、UGCが増え、貴社の認知度が飛躍的に向上します。
  5. リール動画への積極的な活用
    リール動画は視覚的な訴求力が非常に高く、マップタグとの相性が抜群です。店舗の雰囲気、商品、体験などをリールで魅力的に紹介し、必ずマップタグを付けて投稿しましょう。リールは発見タブやリールタブに表示されやすく、新規顧客へのリーチに繋がります。

マップタグ活用の注意点

マップタグはユーザーに直接店舗情報を伝え、集客やブランド認知向上に貢献する便利なツールですが、運用方法を誤ると逆効果となってしまうリスクもあります。エンゲージメントの最大化やトラブルの回避、長期的なアカウント運用の安定化のためにも、以下の注意点を頭に入れておきましょう。

  • 正確な位置情報を必ず登録し、誤った情報入力を防ぐ
    マップタグを付ける際、登録する住所や店舗の位置情報が間違っていると、ユーザーが実際の店舗やスポットにたどり着けないだけでなく、企業やブランドへの信頼を大きく損なってしまいます。位置情報の登録時は表記ミスや地図のピン位置にズレがないかを必ず確認し、移転や店舗の名称が変わった際は速やかに最新情報へ更新してください。
    特に新しくオープンした店舗や、複数店舗を運営している場合は、各店舗ごとに正しい情報を登録することが重要です。最新の情報が常に反映されていることで、ユーザーは迷わず目的地へ訪れることができ、信頼にも繋がります。
  • ビジネスアカウントを活用し、効果測定を行う
    Instagramでマップタグを戦略的に活用していくためには、必ずビジネスアカウント、もしくはクリエイターアカウントに切り替えて運用しましょう。これにより、インサイト機能を用いた投稿分析が可能になり、マップタグ付きの投稿がどのくらいリーチや保存を獲得したか、どんなユーザーがどこから流入しているかなど、細かなデータをチェックできます。
    個人アカウントではインサイト機能が利用できず、効果検証が困難になるため、ビジネス利用の場合は必ずアカウントの種類を確認しましょう。
  • 無関係な投稿へのマップタグ付与は絶対に避ける
    ビジネスの実態や投稿内容と関係ない場所にマップタグを付けてしまうと、ユーザーに誤解を与えたり、情報の信頼性を失ったりするリスクが高まります。たとえば、全く関係のない他の地域や別業態のスポットをタグ付けする行為は、フォロワーの混乱を招くだけでなく、Instagramの運営ポリシー違反、スパム行為と見なされてしまう危険性も含んでいます。ブランドイメージが低下するだけでなく、アカウントのエンゲージメント率も下がる恐れがあるので、関連性のある投稿・店舗のみマップタグを付けて運用することが不可欠です。
  • ユーザー生成コンテンツ(UGC)の活用とリアクションを徹底
    お客様やフォロワーが自発的に自社店舗をマップタグ付きで紹介・投稿してくれた場合、投稿をしっかりと確認し、「いいね」やコメントでリアクションを返すよう心がけましょう。これは顧客ロイヤルティの向上や、双方向コミュニケーションの促進につながります。また、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を自社公式アカウントでリポスト(再投稿)することで、第三者視点のリアルな声が新たな顧客への信頼獲得につながり、宣伝効果も高まります。ただし、他人の投稿を活用する場合は必ず投稿者から許可を得てからリポストすることが大切です。

Instagramリール×マップタグで爆伸びした実例3選

Instagramのリールとマップタグを組み合わせることで、訪日外国人を含む幅広い層への認知拡大と集客に成功した事例は数多くあります。ここでは、その効果を具体的に示す3つの実例をご紹介します。

1. 地方の古民家カフェA

地方の古民家カフェAは都心から離れた観光地ではない地方にあり、SNSでの認知度が低く、訪日外国人観光客にも魅力が伝わりにくいのが課題でした。
そこで次の施策を行いました。

  • リール投稿
    季節ごとの美しい庭園の風景や丁寧に淹れる日本茶の様子、地元食材を使ったスイーツの準備風景、温かい囲炉裏がある店内の雰囲気などをBGMと共に情緒豊かに紹介。オーナーが英語で簡単な挨拶をするシーンも織り交ぜる。
  • マップタグの追加
    店舗の正確な位置情報をタグ付け。周辺の観光スポット(例:〇〇寺、〇〇渓谷)も関連タグとして追加。

その結果、リール投稿が発見タブで拡散されたことで再生回数が数万回にのぼり、特に欧米からの訪日外国人層からの「いいね」や「保存」が急増。「こんな素敵な場所があったのか」「ぜひ行ってみたい」といったコメントが多数寄せられて、マップタグからのアクセスが増え、実際に来店する外国人観光客が前年比で2倍以上に増加しました。彼らがタグ付けして投稿することで、さらなるUGC(ユーザー生成コンテンツ)の連鎖が生まれたかたちです。

2. 浅草の着物レンタル店B

着物レンタル店Bは、競合が多い浅草エリアで、新規顧客の獲得が難しく、特に外国人観光客に「体験」としての魅力を伝えきれていないのが課題でした。
そこで次の施策を行いました。

  • リール投稿
    様々な国籍のモデル(または実際の外国人観光客)が色とりどりの着物を着て、浅草寺や雷門周辺を散策する様子をテンポの良いBGMに合わせて編集。着付けのプロフェッショナルな技や、選べる豊富なデザインを紹介。
  • マップタグの追加
    店舗の位置情報を明確にタグ付け。キャプションには英語で料金プランや予約方法を記載し、プロフィールへの誘導も促す。

この結果、リールが「浅草」「着物体験」などのキーワードで検索した外国人ユーザーに多く表示され、再生回数と保存数が爆発的に伸びました。マップタグから直接店舗情報を確認して予約サイトへアクセスするユーザーも急増し、特に「動画を見て予約した」という外国人観光客の予約数が前月比で1.5倍になりました。現在は、リールで見た着物のデザインを指名する顧客も現れています。

3. スキーリゾート地にある温泉旅館C

スキーリゾート地にある温泉旅館Cは冬季以外の集客が伸び悩んでおり、外国人観光客にはスキー以外の日本の魅力を伝えきれていませんでした。
そこでInstagramで次の施策を実施しました。

  • リール投稿
    春の残雪と新緑、夏の涼やかな渓流、秋の紅葉に囲まれた露天風呂の映像を、四季折々のBGMと共に展開。地元の食材をふんだんに使った会席料理や、広々とした和室の様子も紹介。スキーシーズン外の「癒やし」と「自然体験」を強調。
  • マップタグの追加
    旅館の正確な位置情報をタグ付け。周辺のハイキングコースや名所のマップタグも追加。

この結果、スキー目的ではない訪日外国人からの「保存」や「シェア」が増加。特にアジア圏からの「紅葉を見に行きたい」「日本ならではの温泉旅館体験がしたい」というニーズに合致し、冬季以外の宿泊予約が増加しました。リールがきっかけで、初めて日本の温泉旅館を体験する外国人客も多く、満足度の高い滞在が次なるUGCに繋がる好循環が生まれています。

Instagramリールとマップタグ活用時のよくある質問

Instagramのリールとマップタグは、効果的な集客ツールですが、運用にあたって疑問を感じることもあるでしょう。ここでは、よくある3つの質問とその回答をまとめました。

1. リール動画の尺はどれくらいが最適ですか?

最適なリール動画の尺は、伝えたい内容とターゲット層によって異なりますが、一般的には15秒から30秒程度が推奨されます。 訪日外国人は、短時間で多くの情報を得たい傾向があるので、視覚的なインパクトとテンポの良さを重視して制作しましょう。
Instagramのアルゴリズムは、「視聴完了率」を重視すると言われています。つまり、最後まで見てもらえる動画が評価されやすいということです。長尺の動画では途中で離脱される可能性が高まるため、最も伝えたい魅力的な部分を凝縮し、短くてもインパクトのある動画を作成することが重要です。
ただし、料理の工程や伝統工芸の緻密な作業など、詳細を見せたい場合は90秒まで活用することも可能です。その場合でも、冒頭でユーザーの興味を引きつけ、最後まで飽きさせない工夫(例:小出しに情報を見せる、BGMやエフェクトで変化をつける)が必要です。

2. マップタグを付けても表示されない、または検索で出てこないのはなぜですか?

マップタグが正常に機能しない場合、いくつかの原因が考えられます。

  • Facebookページの場所情報が不正確または未登録
    InstagramのマップタグはFacebookの場所データと連携しています。Facebookページで、住所やカテゴリが正確に登録されているか、また最新の状態に保たれているかを確認してください。もしFacebookページを持っていない、または登録が不十分な場合は、まずFacebookページで場所を作成・編集することが必要です。
  • ビジネスアカウントへの移行が済んでいない
    個人アカウントでは、場所の新規作成や一部の高度なマップタグ機能が制限される場合があります。Instagramプロアカウント(ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウント)に切り替えることで、より多くの機能が利用可能になり、インサイトでパフォーマンスを確認することもできます。
  • スペルミスや表記ゆれ
    マップタグを検索する際、わずかなスペルミスや表記ゆれでヒットしないことがあります。正式名称で登録し、一般的に検索されやすい名称も意識して設定しましょう。
  • 登録直後で反映に時間がかかっている
    新規に場所を作成した場合、Instagramのシステムに反映されるまでに時間がかかることがあります。しばらく待ってから再度確認してみてください。

3. 外国人向けのマップタグ活用で、特に意識すべきことはありますか?

訪日外国人向けのマップタグ活用では、以下の点を特に意識しましょう。

  • 「Googleマップ」との連携を前提とする
    多くの訪日外国人は、日本での移動や目的地検索にGoogleマップを利用します。Instagramのマップタグから表示される場所情報は、Googleマップと連携していることが多いため、Googleマイビジネスの情報を常に最新かつ正確に保つことが極めて重要です。特に営業時間や電話番号、ウェブサイトURLなどが正しく表示されるようにしましょう。
  • 英語表記を基本とする
    マップタグの名称や、マップタグをタップした際に表示される情報の基本は英語表記にしましょう。可能であれば、中国語(簡体字・繁体字)や韓国語など、主要なターゲット層の言語も併記できるとさらに効果的です。
  • 周辺の主要観光地やランドマークも意識する
    店舗の場所だけでなく、周辺の有名な観光地や駅などのマップタグも合わせて活用することで、旅行者が店舗を発見しやすくなります。例えば、浅草の店舗であれば、「浅草寺」や「雷門」などのタグと一緒に店舗のタグを付けることで、広範囲のユーザーにリーチできます。
  • 分かりやすい道案内やアクセス情報を盛り込む
    マップタグで場所を示しつつ、キャプションやプロフィールリンクなどで、最寄り駅からの徒歩ルートやバスの利用方法など、外国人にも分かりやすい具体的なアクセス情報を補足すると、来店へのハードルが下がります。

訪日外国人の集客は“視覚×地図”の時代へ

今日の訪日外国人集客において、Instagramリールとマップタグの組み合わせは、もはや欠かせない戦略です。言語の壁を越え、日本の魅力を直感的に伝える「Instagramリール」は、臨場感あふれる動画で訪日外国人の「行ってみたい」「体験したい」という感情を強く刺激します。
そして、その高まった興味を具体的な行動へと繋げるのが「マップタグ」です。訪日外国人は、旅行計画から滞在中まで、地図情報を重視して行動します。マップタグを付加することで、動画で心を掴んだユーザーを直接、貴社の場所へと誘導し、迷うことなく来店・来訪を促すことが可能になります。さらに、ユーザーによるマップタグ付き投稿(UGC)は、信頼性の高い情報として拡散され、新たな顧客を呼び込む強力な源となります。
「視覚」で魅了し、「地図」で導く──この二つの要素を最大限に活用し、訪日外国人集客を爆発的に加速させましょう。

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