沖縄県内で3店舗を展開するしゃぶしゃぶ専門店の事例です。新規出店した店舗は既存店と商圏の言語構成が異なるのに、同じ運用で走らせていたため成果にムラが出ていました。3か月で新規店の月間表示回数は744回から6,438回(8.7倍)に伸び、既存2店舗も4言語すべてカテゴリ検索2位以内、英語・韓国語・中国語では1位を確保しました。運用の型は3店舗で揃えつつ、言語配分だけを店舗ごとに変える設計で結果を出しています。
支援店舗数
3店舗
沖縄県内・同一業態
既存2店舗の
4言語カテゴリ検索
2位以内
日・英・韓・中すべて ※3
カテゴリ検索1位
(言語別・延べ)
3枠
英語・韓国語・中国語 ※3
新規出店店舗の
表示回数(3か月)
8.7倍
744回→6,438回 ※1
店舗概要と支援範囲
| 対象 | 立地 | 状況 |
| 店舗A | 沖縄県内(観光と地元需要が重なる市街地) | 既存店/支援継続中 |
| 店舗B | 沖縄県内(観光客の集中するリゾートエリア) | 既存店/支援継続中 |
| 店舗C | 沖縄県内(離島の中心市街地) | 2026年6月に新規出店 |
| 業態 | しゃぶしゃぶ専門店(県産食材を使用) | 3店舗共通 |
| 支援範囲 | GBPの運用代行/多言語対応(日・英・韓・中)/口コミ獲得の導線設計と返信/検索順位の店舗別・言語別の定点計測 | 3店舗共通 |
課題
- 店舗ごとに商圏の言語構成が違う。同じ県内でも、欧米客が多いエリアと東アジア客が多いエリアでは、検索される言語が変わります。全店に同じ言語配分で投下しても、効く店と効かない店に分かれてしまいます。
- 同一ブランドの店舗同士が同じ地図画面に並ぶ。近接して出店している場合、自社の店舗同士が同じ検索結果に出ます。これを「枠を取られた」と誤読すると、打つべき手を間違えます。
- 新規出店店舗は、開店時点で検索上の実績がゼロ。既存店と同じ運用では立ち上がりに時間がかかり、開店直後の集客が最も弱い時期に重なります。
実施施策
STEP 01
全店共通
運用の型を1つに揃える
カテゴリ・営業時間・商品情報・写真の基準を3店舗で統一し、投稿と口コミ返信の頻度も同じ水準に固定しました。店舗ごとの属人差をなくすことが前提になります。
STEP 02
全店共通
4言語で店舗情報を整備する
店舗情報・メニュー・説明文を日本語/英語/韓国語/中国語で用意。訪日客が母語で検索したときに候補へ出る状態を、全店で同時につくりました。
STEP 03
店舗別
言語別の順位を店舗ごとに計測する
同一条件で店舗別・言語別に順位を計測。「この店はこの言語で強い」を数字で把握し、投下先を店舗ごとに変えています。
STEP 04
店舗別
強い言語に寄せる
計測結果に沿って、店舗ごとに注力する言語を決定。全店で全言語を均等に狙う運用はしていません。
STEP 05
新規出店
開店に合わせて立ち上げる
新規出店の店舗は開店月からGBPの整備と口コミ導線を同時に始動。3か月で表示回数8.7倍、口コミ31件まで立ち上げました。
成果
既存2店舗の多言語カテゴリ検索順位
| 対象 ※3 | 日本語 | 英語 | 韓国語 | 中国語 |
| 店舗A | 2位 | 1位 | 1位 | 2位 |
| 店舗B | 2位 | 2位 | 2位 | 1位 |
2店舗とも、4言語すべてで2位以内に入っています。注目していただきたいのは、1位を取った言語が店舗ごとに違うことです。店舗Aは英語と韓国語、店舗Bは中国語。同じ運用設計を入れても、商圏の言語構成が違えば強く出る言語は変わります。だからこそ、順位は全店まとめてではなく店舗別・言語別に見る必要があります。なお順位は各店舗周辺の特定地点・特定日(2026年9月5日・半径2,000m)での計測結果であり、「沖縄県で1位」を意味するものではありません ※3。
新規出店店舗(店舗C)の立ち上がり
出典:Googleビジネスプロフィール インサイト(2026年6月〜8月/月次集計)※1。2026年6月は出店月で、月の途中から情報整備を開始しています ※4。
| 指標 ※1・※2 | 2026年6月 | 2026年7月 | 2026年8月 |
| 総表示回数 | 744回 | 3,621回 | 6,438回 |
| 反応数(合計) | 62件 | 210件 | 238件 |
| Google口コミ(累計) | 6件 | 22件 | 31件 |
3か月で表示回数8.7倍、反応数3.8倍。離島という限られた商圏でも、開店と同時にGBPを立ち上げれば、開店直後の最も弱い時期を検索経由の来店で埋められます。韓国語のカテゴリ検索では、この新規店舗も計測地点で2位に入っています ※3。
口コミの推移
| 対象 ※2 | 2026年1月 | 2026年8月 | 増加 |
| 店舗B | 342件 | 453件 | +111件 |
| 店舗C | 0件(出店前) | 31件 | +31件 |
口コミは検索順位を支えるだけでなく、「同じブランドの別店舗が並んだときにどちらが選ばれるか」にも効きます。多店舗展開では、ブランド全体ではなく店舗単位で件数を積む設計が必要になります。
支援開始前と現在の比較
BEFORE
支援開始時
- 多言語の店舗情報が未整備
- 店舗ごとの言語別順位が不明
- 運用の基準が店舗ごとにばらつき
- 新規出店店舗は検索上の実績ゼロ
AFTER
2026年8月
- 4言語で全店の情報を整備
- 既存2店舗が4言語すべて2位以内
- 英語・韓国語・中国語で1位を獲得
- 新規店は3か月で表示8.7倍
今後の方針
- 店舗Bの英語・韓国語・日本語を2位から1位へ。すでに射程圏内にあります。
- 新規出店店舗の継続的な立ち上げ。口コミ件数を積み増し、上位を安定させます。
- 店舗間で効いた施策の横展開。ただし言語配分は店舗ごとに個別で判断します。
- 出店計画に合わせた事前準備。開店前からGBPを設計する形を標準にします。
この事例のポイント
- 運用の型は揃え、言語配分は店舗ごとに変える。全店で同じことをやるだけでは、商圏の言語構成の違いを取りこぼします。揃えるところと変えるところを分けることが、多店舗支援の要点です。
- 順位は店舗別・言語別に見ないと判断を誤る。ブランド単位の平均順位では、どの店のどの言語に投下すべきかが見えません。
- 新規出店は開店月から立ち上げる。開店直後は最も集客が弱い時期です。そこにGBPが機能している状態をつくれるかどうかで、立ち上がりの速度が変わります。
数値の出典と注記
- ※1 表示回数・反応数はGoogleビジネスプロフィールのインサイト(月次集計)に基づく実測値です。反応数はルート検索・電話・ウェブサイト閲覧等の合計です。
- ※2 口コミ件数は各時点のGoogleビジネスプロフィール実測値です。計測値の連続性が確認できた店舗のみを掲載しています。
- ※3 検索順位は2026年9月5日・各店舗周辺の特定地点(半径2,000m)における計測結果です。既存2店舗の計測対象は各検索語20件、店舗C(韓国語)の計測対象は12件です。計測地点・端末・時間帯・検索履歴により結果は異なり、市区町村や都道府県単位の順位を示すものではありません。
- ※4 2026年6月は店舗Cの出店月であり、月の途中から情報整備を開始しています。
- ※5 本ページに掲載した数値は当社支援先における実績であり、同様の成果を保証するものではありません。成果は業種・立地・商圏・競合状況・店舗の運営体制により異なります。
- ※6 本ページでは、支援先の店名・ロゴ・SNSアカウント名、および店舗が特定されうる固有名詞(所在エリアの詳細・メニュー名・食材名)を伏せ、店舗A〜Cと表記しています。施策の詳細がそのまま競合の手に渡ることは支援先の不利益になるため、公表を控えさせていただきます。
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