東京都内の観光エリアにある和牛すき焼き専門店の事例です。支援開始時点で月間表示回数はすでに1.6万回前後と高水準にあり、課題は見つけた人に選ばれるかどうかに移っていました。指標を口コミと言語別順位に切り替えた結果、1年でGoogle口コミは37件から417件へ、平均評価は4.9から5.0に上がっています。中国語での「〇〇(すき焼きの中国語表記)」検索では、店舗周辺の計測地点で2位を獲得しました。
Google口コミ
(2026年8月)
417件
2025年8月 37件 ※2
平均評価
5.0
2025年8月 4.9 ※2
中国語カテゴリ検索
順位
2位
店舗周辺の特定地点・特定日 ※3
月間表示回数
(2026年8月)
16,016回
支援開始時から高水準を維持 ※1
店舗概要と支援範囲
| 項目 | 内容 |
| エリア | 東京都内(訪日客の集中する観光エリア) |
| 業態 | 和牛すき焼き専門店/単価の高い予約型業態 |
| 客層 | 訪日外国人比率が高い。欧米・中華圏・韓国が中心 |
| 支援期間 | 2025年8月〜(継続中) |
| 支援範囲 | GBPの運用代行/口コミ獲得の設計と多言語返信/多言語の店舗情報整備/検索順位の定点計測 |
課題
この店舗の難しさは、数字が悪くなかったことにあります。表示回数は月1.3万〜1.8万回で安定しており、露出そのものは足りていました。そのうえで、次の3点が来店機会の取りこぼしになっていました。
- 口コミが37件しかなかった。高単価・予約型の業態で、訪日客は「失敗したくない」判断をします。同じエリアの競合が数百件の口コミを持つなかで37件は、比較された時点で不利になる件数でした。
- 表示回数がすでに頭打ちだった。露出をさらに増やす方向での改善余地が小さく、「表示を増やす」施策に投下しても来店数が動きにくい状態でした。
- 言語ごとに検索での見え方が揃っていなかった。同じ料理を指す検索語でも、言語によって自店が候補に出たり出なかったりしており、国籍によって来店機会に差が出ていました。
実施施策
表示回数を追いかけるのをやめ、「見た人が選ぶ理由」と「言語ごとの見つかりやすさ」に投下先を寄せました。
STEP 01
2025年8月
伸ばす指標を決め直す
表示回数は既に高水準と判断し、KPIを口コミ件数・平均評価・言語別順位に置き換えました。何を伸ばさないかを先に決めています。
STEP 02
2025年8月〜
口コミ獲得を仕組みにする
コース提供の流れのどこで依頼するかを店舗と決め、多言語の案内を用意。個人の声かけに依存しない形にしました。
STEP 03
2025年秋〜
多言語で全件に返信する
英語・中国語・韓国語の口コミへ母語で返信。返信は投稿者だけでなく、後から比較検討している人が読む前提で書いています。
STEP 04
2026年〜
言語別に店舗情報を揃える
料理名・説明文・属性を言語ごとに整備し、同じ料理を指す各言語の検索語で候補に出る状態をつくりました。
STEP 05
継続
順位を定点で計測する
言語別のカテゴリ検索順位を同一条件で計測し、伸びている言語・止まっている言語を切り分けて次の投下先を決めています。
成果
Google口コミの推移
出典:Googleビジネスプロフィール実測値(2025年8月〜2026年8月/各月末時点の累計件数)※2。横軸は年.月。平均評価は2025年8月時点 4.9 → 2026年8月時点 5.0。
1年で380件増、11.3倍。件数が増えながら平均評価が4.9から5.0へ上がっている点が重要で、件数を稼ぐために評価が薄まっていないことを示します。高単価・予約型の業態では、この「件数×評価」の両立が比較検討時の決め手になります。
多言語でのカテゴリ検索順位
| 言語 | 検索語 | 順位 ※3 |
| 日本語 | すき焼き | 6位 |
| 英語 | sukiyaki | 9位 |
| 中国語 | 寿喜烧(すき焼き) | 2位 |
| 韓国語 | 스키야키(すき焼き) | 圏外 |
中国語で2位を取れている一方、韓国語は圏外です。この差は「どの言語に情報と口コミが揃っているか」の差であり、韓国語圏は現時点で取りこぼしている商圏として残っています。順位は店舗周辺の特定地点・特定日(2026年7月16日)での計測結果であり、「東京で2位」を意味するものではありません ※3。
GBP表示回数の水準
表示回数は2026年を通して月1.3万〜1.8万回のレンジで安定して推移しており、2026年8月は16,016回でした ※1。この店舗ではもともと露出が足りていたため、表示回数を増やす方向ではなく、見た人に選ばれる状態をつくる方向に投下しています。
支援開始前と現在の比較
BEFORE
2025年8月(支援開始時)
- Google口コミ 37件
- 平均評価 4.9
- 多言語での口コミ返信なし
- 言語別の店舗情報が不揃い
- 月間表示回数 1.6万回前後
AFTER
2026年8月(1年後)
- Google口コミ 417件(11.3倍)
- 平均評価 5.0
- 英・中・韓の口コミに母語で返信
- 中国語カテゴリ検索 2位
- 月間表示回数 1.6万回前後(維持)
今後の方針
- 韓国語圏の立ち上げ。現在圏外のため、店舗情報と口コミの韓国語比率を上げるところから着手します。
- 英語9位の改善。表記ゆれの多い言語なので、検索語のバリエーションを含めた情報整備を進めます。
- 来店経路の可視化。どの言語・どの経路から予約に至っているかを店舗と共有できる形に整えます。
- 口コミの質の維持。件数を追う段階は終えており、今後は平均5.0の維持と内容の具体性を重視します。
この事例のポイント
- 表示回数が足りている店舗で、表示回数を追わない。露出が頭打ちの店舗に露出施策を重ねても来店は動きません。伸ばす指標を口コミと言語別順位に置き換えたことが、この1年の成果につながっています。
- 高単価業態ほど口コミの件数と評価が効く。失敗したくない判断をする客層では、比較段階で件数の差がそのまま選択の差になります。
- 言語別に見ると、まだ空いている商圏がある。中国語2位/韓国語圏外という差は、そのまま次に取りにいける余地を示しています。
数値の出典と注記
- ※1 表示回数はGoogleビジネスプロフィールのインサイト(2026年1月〜8月/月次集計)に基づく実測値です。
- ※2 口コミ件数・平均評価は各時点のGoogleビジネスプロフィール実測値です。
- ※3 検索順位は2026年7月16日・店舗周辺の特定地点における計測結果です。計測地点・端末・時間帯・検索履歴により結果は異なり、市区町村や都道府県単位の順位を示すものではありません。
- ※4 本ページに掲載した数値は当社支援先1店舗における実績であり、同様の成果を保証するものではありません。成果は業種・立地・商圏・競合状況・店舗の運営体制により異なります。
- ※5 本ページでは、支援先の店名・ロゴ・SNSアカウント名、および店舗が特定されうる固有名詞(所在エリアの詳細・メニュー名・価格帯)を伏せています。施策の詳細がそのまま競合の手に渡ることは支援先の不利益になるため、公表を控えさせていただきます。本文および表中の「〇〇」は、当該固有名詞を伏せたものです。
Related
飲食店のほかの事例
大阪の郷土料理専門店で月間表示回数9,777回→31,382回に。日本語・英語のカテゴリ検索で1位を獲得した
- 1位カテゴリ検索(日・英)
- 3.2倍月間表示回数
- 614件Google口コミ
大阪・郷土料理専門店。上層階で通りがかりの来店がなく、カテゴリ検索でも上位に出ていませんでした。カテゴリ設計と口コミ導線を整え、月間表示回数は9,777回→31,382回になりました。
- MEO
- 多言語対応
- 口コミ運用
- 投稿運用
沖縄のしゃぶしゃぶ3店舗で新規店の表示回数744回→6,438回に。既存2店舗は4言語すべて2位以内を確保した
- 3店舗支援店舗数
- 2位以内既存2店舗の4言語順位
- 8.7倍新規店の表示回数
沖縄・しゃぶしゃぶ専門店(3店舗)。店舗ごとに商圏の言語構成が違い、一律の運用では効果にムラがありました。言語配分を店舗別に調整し、新規店の表示回数は744回→6,438回になりました。
- MEO
- 多言語対応
- 口コミ運用
東京の天ぷら専門店で口コミ232件→278件に。4言語すべてカテゴリ検索3位以内、英語は1位を確保した
- 1位英語カテゴリ検索
- 3位以内4言語すべて
- 278件Google口コミ
東京・天ぷら専門店。日本語では既に上位だったが、訪日客が使う言語の順位は未検証でした。言語×検索語の型で計測・整備し、日本語・英語・韓国語・中国語すべてカテゴリ検索3位以内、口コミは232件→278件になりました。
- MEO
- 多言語対応
- 口コミ運用
Services
この事例で行った施策
Contact
訪日インバウンドのことなら、
まずIMJに。
集客から受け入れ、リピートまで、どの段階のご相談でもお受けします。